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1998年にTBS系で放送されたドラマ『聖者の行進』。
いしだ壱成さんを主演に、酒井法子さん、広末涼子さん、安藤政信さんなどが出演した作品です。
放送から長い年月がたった現在でも「怖かった」「忘れられない」「もう一度見たい」と語られることの多いドラマでもあります。
知的障がいのある若者たちが働く工場を舞台に、そこで行われている暴力や虐待、差別などを真正面から描いているため、かなり重い内容も含まれています。
さらに、『聖者の行進』について調べると、
- 実話なの?
- 水戸事件が元ネタ?
- どんな事件だった?
- 最終回はどうなる?
- 今見ても怖い?
と気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、『聖者の行進』のAmazon Prime ビデオ(アマプラ)での配信状況をはじめ、あらすじ・キャスト・実話との関係・水戸事件・怖いといわれる理由・最終回までわかりやすく紹介。
※この記事には『聖者の行進』のネタバレが含まれます。
『聖者の行進』はAmazonプライムで見られる?
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配信状況は変更されることがあるため、視聴前にAmazon公式ページで最新情報を確認してください。
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『聖者の行進』は全11話のドラマです。
現在はPrime ビデオでも視聴できるため、
「昔見ていたけれど、もう一度見たい」
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ただし、Prime ビデオでは作品によって、
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『聖者の行進』は見放題?レンタル?
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|---|---|
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ドラマ『聖者の行進』とは

『聖者の行進』は、1998年1月9日から3月27日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された全11話のテレビドラマです。
脚本を担当したのは、『高校教師』『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら〜』『未成年』などでも知られる野島伸司さん。
放送ライブラリーでも、知的障がい者への虐待を通して、人間のエゴや弱さ、純粋さや優しさを描いた作品として紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 聖者の行進 |
| 放送局 | TBS |
| 放送期間 | 1998年1月9日〜3月27日 |
| 話数 | 全11話 |
| 主演 | いしだ壱成 |
| 脚本 | 野島伸司 |
| 音楽 | 千住明 |
| プロデューサー | 伊藤一尋 |
どんなドラマ?
各話の放送日とサブタイトルは以下の通りです。
| 各話 | 放送日 | サブタイトル |
| 第1話 | 1月9日 | 青い空はぼくの友達 |
| 第2話 | 1月16日 | 不思議の国のありす |
| 第3話 | 1月23日 | 星に願いを |
| 第4話 | 1月30日 | 泣くな ともだち |
| 第5話 | 2月6日 | おにいちゃんの秘密 |
| 第6話 | 2月13日 | 永遠の結婚式 |
| 第7話 | 2月27日 | 星になったありす |
| 第8話 | 3月6日 | ひとかけらの希望 |
| 第9話 | 3月13日 | 命の重さに泣いた日 |
| 第10話 | 3月20日 | 聖なる戦い |
| 最終話 | 3月27日 | ぼくらの未来はひかりにみちているか |
物語の中心となるのは、知的障がいのある青年・町田永遠。
永遠は家族のもとを離れ、知的障がいのある若者たちが住み込みで働いている「竹上製作所」で生活することになります。
しかし、一見すると障がい者の働く場所を提供している工場には、恐ろしい裏の顔がありました。
工場では「しつけ」という名目で暴力が行われ、女性従業員に対する性的な嫌がらせや暴行も行われていたのです。
公式サイトでも暴力的な場面、障がい者を揶揄する表現、性的暴行、自殺などが含まれると注意喚起しています。
決して気軽に見られる作品ではありません。
一方で、理不尽な扱いを受けても仲間を思いやる永遠たちの姿や、彼らを守ろうとする人々の姿も丁寧に描かれています。

今考えると、よく放送できたなぁって思う
『聖者の行進』のあらすじ
主人公の町田永遠は、知的障がいのある青年です。
永遠は母親と義父、義弟と暮らしていましたが、家族との生活が難しくなり、知的障がいのある若者たちが働く竹上製作所で住み込みで働くことになります。
そこには、
- 高原廉
- 高原鈴
- 水間妙子
- 加賀美歩
- 猪瀬辰雄
など、永遠と同じように障がいを抱える仲間たちが暮らしていました。
彼らにとって大きな楽しみとなっているのが、近くの高校で音楽教師をしている葉川ももの音楽教室です。
みんなで楽器を演奏し、「聖者の行進」を奏でる時間だけは、工場での日常を忘れることができました。
しかし、竹上製作所では、経営者たちによって暴力や虐待が繰り返されていました。
やがて、ももたちがその実態に気付き、被害を明らかにしようと動き始めます。
物語は単なる工場内の問題にとどまらず、告発や裁判へと発展。
「立場の弱い人の言葉は、誰が信じてくれるのか」
という非常に重いテーマが描かれていきます。
『聖者の行進』のキャスト・登場人物
『聖者の行進』には、現在も第一線で活躍する俳優たちが多数出演しています。
主なキャストは以下の通りです。
町田永遠/いしだ壱成
本作の主人公。
知的障がいがあり、家族と離れて竹上製作所で働くことになります。
純粋で優しく、仲間を大切にする青年です。
理不尽な目に遭いながらも、人を信じようとする永遠の姿が物語の中心となっています。
葉川もも/酒井法子
高校の音楽教師。
竹上製作所で働く永遠たちに、ボランティアで音楽を教えています。
彼らが工場でひどい扱いを受けていることを知り、事実を世間に明らかにしようと動き始めます。
永遠たちにとって、数少ない理解者の一人です。
土屋ありす/広末涼子
永遠が偶然出会う少女。
赤い髪が印象的で、家庭にも複雑な事情を抱えています。
永遠との交流を通して少しずつ心を開いていきますが、彼女を待ち受ける展開は非常に重く、『聖者の行進』の中でも特に印象に残る人物です。
高原廉/安藤政信
竹上製作所で働く青年。
妹の鈴をとても大切にしている兄です。
知的障がいがありながらも高い能力を持っていることが明らかになり、周囲から別の道を勧められる場面もあります。
しかし、廉にとって何より大切なのは妹の鈴と一緒にいることでした。
高原鈴/松本恵(現・松本莉緒)
廉の妹。
兄の廉とともに竹上製作所で暮らしています。
物語の途中では永遠をかばったことで大きなけがを負うなど、工場内で起こる虐待の被害を受けます。
水間妙子/雛形あきこ
水間妙子は、明るく世話好きな性格で、仲間たちのまとめ役を務める少女。
最初は廉への思いから冷たい態度を見せることもありますが、永遠たちと過ごす中で本来の優しさを取り戻していきます。
一方で、工場では光輔から性的虐待を受け、妊娠するというつらい経験をします。
それでも子どもを産みたいと望み、のちには疎遠だった母親とも少しずつ関係を修復していきます。
加賀美歩/渡辺慶(現・渡辺啓)
心優しく純粋な少年ですが、気が弱く、感情が高ぶると泣いてしまう幼い一面も。
人見知りも激しく、初対面の相手とは目を合わせることさえ苦手です。
野良猫に自分の食事を分けるなど動物にも優しい一方、仲間内では高利貸しのまねをするなど、少し意外な一面も見せます。
猪瀬辰雄/小林正寛
重い知的障がいがあり、衝動的な行動から周囲を驚かせてしまうことも。
柄な体格と荒っぽい話し方から、怖がられることも少なくありません。
しかし本来は仲間思いの優しい性格で、失明した鈴を背負って歩くなど、思いやりのある一面を見せます。
竹上光輔/段田安則
竹上製作所の経営者。
障がいのある人たちを受け入れて働かせていますが、その裏では「しつけ」と称して暴力的な行為を繰り返しています。
物語の中で、永遠たちと対立する中心人物です。
間中順治/斉藤洋介
竹上製作所の工場長で、永遠たちの数少ない理解者です。
温厚で優しい人物ですが、息子の進学費用で借金を抱えており、その弱みから光輔の悪事に加担させられてしまいます。
鈴を失明させたことに強い責任を感じ、自ら命を絶とうとしますが、永遠たちに救われます。
その後は再建された工場の社長となり、新たな一歩を踏み出します。

本当に豪華なキャストだね!
『聖者の行進』は実話?モデルになった事件はある?
『聖者の行進』は完全な実話をそのまま映像化した作品ではありません。
ただし、モデルになったとされる実際の事件があります。
それが、
「水戸事件」
または「水戸アカス事件」
と呼ばれる事件です。
国立国会図書館が運営する「レファレンス協同データベース」には、『聖者の行進』のモデルとなった事件について、
水戸市の段ボール加工会社「アカス紙器」で起きた知的障害者虐待事件
と記録されています。
水戸事件(水戸アカス事件)とは?
水戸事件は、茨城県水戸市にあった段ボール加工会社「アカス紙器」で起きた事件です。
この会社では、知的障がいのある人たちを従業員として雇い、寮で生活させていました。
しかし、1990年代に問題が表面化。
公的な研修資料などでは、
- 知的障がいのある従業員への暴行
- 十分に食事を与えない行為
- 賃金に関する問題
- 女性従業員への性的暴行
- 障がい者雇用に関する助成金の不正受給
などが明らかになった事件として紹介されています。
一見すると障がい者の雇用に積極的な会社に見えながら、その内部では弱い立場の従業員が被害を受けていたことが大きな問題となりました。
『聖者の行進』と水戸事件の共通点
ドラマでは、知的障がいのある若者たちが工場で住み込みで働いています。
そして、彼らに対して経営者側が暴力や虐待を行うという構図が描かれています。
この点は水戸事件と非常によく似ています。
一方で、
町田永遠、葉川もも、土屋ありす、高原廉などの登場人物や、ドラマ内で起きる出来事すべてが実在したわけではありません。
あくまで水戸事件を背景・モデルとしながら、野島伸司さんがフィクションとして物語を構成した作品と考えるのが適切です。

水戸事件について知ると、ドラマの見方も変わってきそう
『聖者の行進』が「怖い」「トラウマ」といわれる理由

『聖者の行進』について検索すると、
「怖い」
「トラウマになった」
「子どもの頃に見たけど今でも忘れられない」
といった感想が出てきます。
その大きな理由は、描かれている内容の重さです。
工場での暴力・虐待
もっとも強烈なのが、竹上製作所で行われる虐待です。
永遠たちは働く場所や住む場所を経営者側に握られているため、簡単に逃げることができません。
さらに、障がいがあることを理由に彼らの言葉をまともに受け止めてもらえない状況も描かれます。
単純な暴力描写だけでなく、
「助けを求めても信じてもらえない」
という状況そのものが怖さにつながっています。
性的な描写
女性従業員に対する性的な嫌がらせや性的暴行を示す場面も登場します。
非常に重いテーマであり、現在のTBS公式ページでも性的暴行を含む作品であることが明記されています。
苦手な人は視聴前に注意したほうがよいでしょう。
自殺など重い場面
物語の中では、自殺に関係する非常に重い展開も描かれます。
特に土屋ありすをめぐるエピソードは、『聖者の行進』を見た人の間で長く記憶に残っている場面の一つです。
第7話のタイトルも「星になったありす」となっています。
観る人によっては、かなり衝撃を受ける可能性があるので、ご注意ください。

鈴が健気で余計に辛かったな…
『聖者の行進』の結末・最終回をネタバレ
※ここからは最終回までのネタバレを含みます。
竹上製作所で行われていた虐待が明らかになり、ももたちは永遠たちを守るために行動を起こします。
しかし、相手側も簡単には認めません。
裁判が始まってからも妨害や圧力が加わり、もも自身も裁判をやめるよう脅迫されます。
第10話では、ももが帰宅途中にマスク姿の男から脅される展開も描かれています。
物語が突き付ける大きな問題の一つが、
知的障がいのある人の証言を社会や裁判がどう受け止めるのか
という点です。
永遠たちは自分たちが受けたことを必死に伝えようとします。
しかし、大人たちの都合や偏見によって、その言葉を疑われてしまいます。
それでも永遠たちは仲間とともに前へ進みます。
最終話のタイトルは、
「ぼくたちの未来はひかりにみちているか」
です。
タイトルが示す通り、すべてがすっきり解決する単純な勧善懲悪ではありません。
つらい経験をしてもなお、人を信じ、仲間と生きようとする永遠たちの姿が描かれます。
作品の最後まで一貫しているのは、
「弱い立場の人間の言葉を、私たちは本当に聞こうとしているのか」
という問いです。

暴力や虐待の描写があるので、苦手な人は注意して見たほうがよさそう
『聖者の行進』を今見ると問題作?

『聖者の行進』が放送されたのは1998年。
現在とは社会の価値観やテレビ番組の表現基準も大きく異なります。
そのため、今見ると驚くような表現も少なくありません。
1998年当時ならではの表現がある
作中では、現在ではテレビドラマでそのまま使用することが難しいと思われる表現や描写が登場します。
障がい者を揶揄する言葉、暴力、性的暴行なども含まれています。
TBSも現在の配信に際して、暴力的な場面や障がい者を揶揄する表現、性的暴行、自殺などが含まれていることを明記しています。
現在の視点から見るとかなり重い
『聖者の行進』は、障がいのある人を単純に「かわいそうな人」として描くだけの作品ではありません。
彼らを取り巻く社会そのものに問題を投げかけています。
一方で、約30年前のドラマなので、障がいの描き方や言葉遣いについては、現在の感覚では違和感を覚える部分もあります。
その点を理解したうえで見る必要があります。
「問題作」というより社会問題を真正面から描いた作品
刺激的な場面だけを見ると「問題作」と感じるかもしれません。
しかし、本作が描こうとしているのは、
虐待する側だけではなく、それを見て見ぬふりをする社会の怖さ
でもあります。
実際の障がい者虐待事件を想起させる題材をドラマとして扱ったことを考えると、かなり挑戦的な作品だったことは間違いありません。

いしだ壱成さんたちの演技が上手かった
『聖者の行進』の主題歌
『聖者の行進』を語るうえで欠かせないのが、中島みゆきさんの楽曲です。
使用されているのは、
「糸」
「命の別名」
の2曲です。
「糸」は現在では結婚式などでも使われる有名な楽曲ですが、『聖者の行進』で初めて知ったという人も少なくありません。
一方の「命の別名」は、
「命とは何なのか」
「人間の価値とは何なのか」
という本作のテーマと強く重なる楽曲です。
ドラマの重い場面と中島みゆきさんの歌声が重なることで、より強烈な印象を残します。

中島みゆきさんの「糸」と「命の別名」が作品にすごく合ってる
『聖者の行進』はこんな人におすすめ

『聖者の行進』は、万人向けの気軽なドラマではありません。
かなり重い場面も多いため、視聴する人を選ぶ作品です。
特におすすめなのは、
- 野島伸司作品が好きな人
- 1990年代のドラマをもう一度見たい人
- 社会問題を扱ったドラマが好きな人
- 実際の事件を背景にした作品に興味がある人
- いしだ壱成・酒井法子・広末涼子・安藤政信の若い頃の出演作を見たい人
- 単純なハッピーエンドではない人間ドラマが好きな人
です。
一方で、暴力・虐待・性的暴行・自殺などの表現が苦手な人にはおすすめしにくい作品です。
不安がある場合は無理に見る必要はありません。

気軽に楽しむドラマではないけど、心に残る作品を見たい人にはおすすめ
まとめ
『聖者の行進』は、1998年に放送された野島伸司脚本のドラマです。
ポイントをまとめると、
- 『聖者の行進』は1998年放送のTBSドラマ
- 主演はいしだ壱成
- 酒井法子・広末涼子・安藤政信・段田安則らが出演
- 全11話
- Prime ビデオで配信されている
- 水戸市の「アカス紙器」で起きた知的障害者虐待事件がモデルとされている
- ドラマの登場人物やストーリーはフィクション
- 暴力・虐待・性的暴行・自殺など重い描写がある
- 主題歌は中島みゆきの「糸」「命の別名」
となっています。
放送から30年近くたった現在でも、『聖者の行進』が強く記憶に残っている人が多いのは、単に刺激的なドラマだったからではありません。
昔見ていた人はもちろん、初めて見る人も、かなり考えさせられる作品だからです。
Prime ビデオで配信されている今、改めて見直してみるのもいいかもしれません。
※配信状況は変更される場合があるため、視聴前にPrime ビデオ公式で最新情報をご確認ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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