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『鬼滅の刃』に登場する鳴女(なきめ)は、琵琶を奏でることで無限城を自在に操る能力を持つ鬼です。
物静かな印象ながら、上弦の鬼に昇格するほどの実力者であり、物語終盤では鬼舞辻無惨を支える重要な存在として活躍しました。
一方で、「鳴女は最後どうなったの?」「なぜ上弦の肆になったの?」「人間だった頃にはどんな過去があったの?」など、気になる点も多いキャラクターです。
この記事では、鳴女の死亡シーンや能力、過去、無限城との関係、そして鬼になった経緯や正体について、原作の内容をもとにわかりやすく解説します。
※ネタバレ注意です。
鳴女(なきめ)とは?プロフィールを紹介
鳴女(なきめ)は、琵琶を奏でることで無限城を自在に操る特殊な血鬼術を持つキャラクターです。
寡黙で感情をほとんど表に出しませんが、鬼舞辻無惨から厚い信頼を寄せられ、物語終盤では上弦の肆として鬼殺隊を苦しめました。
ここでは、鳴女のプロフィールをはじめ、年齢や声優、人間だった頃の姿、無限城との関係など、基本情報をわかりやすく紹介します。
【鳴女のプロフィール】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 鳴女(なきめ) |
| 読み方 | なきめ |
| 所属 | 十二鬼月・上弦の肆(し)※半天狗の死亡後に昇格 |
| 初登場 | 原作6巻(第51話)/ アニメ「竈門炭治郎 立志編」第26話 |
| 血鬼術 | 異空間・無限城操作&密偵(眼球)(名称不明) |
| 声優 | 井上麻里奈 |
| 人間だった頃の職業 | 琵琶法師(琵琶を演奏して生計を立てていた女性) |

セリフは少なくても存在感は抜群!終盤を支えた重要なキャラクター
鳴女は死亡した?最後をわかりやすく解説
鳴女は最終決戦で重要な役割を担った鬼ですが、最後は鬼殺隊ではなく無惨の手によって命を落としたキャラです。
その最期には、愈史郎との頭脳戦や無限城の支配権を巡る攻防が深く関わっており、無惨の冷酷な性格を象徴する場面としても知られています。
ここでは、鳴女が上弦の肆に昇格した経緯から、愈史郎に能力を奪われるまでの流れ、そして死亡に至る理由や最後の結末を、時系列でわかりやすく解説します。
無惨から上弦の肆に任命される
鳴女は、無惨の本拠地である「無限城」を管理する役割を担っていた鬼です。
普段は前線で戦うことはほとんどありません。
琵琶を奏でることで無限城の構造を自在に変化させたり、鬼や侵入者を好きな場所へ瞬時に移動させたりする血鬼術を持っていました。
刀鍛冶の里編で上弦の肆・半天狗が炭治郎たちに討伐されると、その空席となった上弦の肆の座に鳴女が任命されます。
十二鬼月は戦闘能力だけでなく、無惨にとってどれほど重要な役割を果たせるかも評価基準となっており、鳴女の能力は代えの利かないものでした。
鳴女の血鬼術は、敵を迷路のような無限城へ閉じ込めたり、鬼殺隊の柱たちを別々の場所へ分断することが可能です。
そのため、一度に複数の敵を相手にする無惨にとって非常に有用でした。
実際、最終決戦では鬼殺隊の主力を無限城へ引きずり込み、それぞれを上弦の鬼と戦わせるきっかけを作っています。
このように、鳴女自身は正面から戦うタイプではないものの、戦場全体を支配できる特殊な能力を持っていたことから、無惨は彼女を高く評価し、半天狗亡き後の上弦の肆として重用したのです。
愈史郎に能力を乗っ取られる
無限城での最終決戦が始まると、珠世の協力者である愈史郎は、鳴女の血鬼術を封じるために行動を開始します。
鳴女は琵琶を奏でることで無限城全体を操り、鬼殺隊を次々と分断して苦しめていましたが、愈史郎は自らの血鬼術を使って鳴女の脳へ干渉し、その支配権を少しずつ奪っていきました。
鳴女は必死に抵抗しますが、愈史郎も高度な知識と集中力で対抗し、無限城を巡る静かな頭脳戦が繰り広げられます。
この戦いは刀や拳を交えるものではなく、血鬼術同士の支配権を奪い合う特殊な戦いでした。
やがて愈史郎の干渉が成功すると、無惨は無限城を思い通りに動かせなくなります。
一方で愈史郎は無限城を操作し、鬼殺隊が戦いやすい状況を作り出しました。
この出来事によって、それまで無惨側が握っていた戦いの主導権は徐々に鬼殺隊へ移り、無限城編の流れは大きく変化します。
愈史郎が鳴女の能力を奪ったことは、最終決戦の勝敗を左右した重要な転機の一つとなりました。
鬼舞辻無惨に殺害される
鳴女が愈史郎の血鬼術によって支配され始めると、無限城は無惨の思い通りに動かせなくなってしまいます。
この異変を察知した無惨は、鳴女が愈史郎に操られていることを瞬時に見抜き、「このままでは無限城の支配権を完全に奪われる」と判断しました。
そこで無惨は、鳴女を助けるのではなく、自らの力で彼女を殺害します。
愈史郎による精神への干渉を断ち切り、これ以上情報や無限城の支配権を利用されないようにするための、冷酷な決断でした。
鳴女は長年にわたり無限城を管理し、無惨を支えてきた忠実な部下です。
しかし、無惨にとって部下はあくまで目的を果たすための「駒」に過ぎません。
少しでも自分に不利益をもたらす可能性があると判断すれば、上弦の鬼であっても一切ためらうことなく切り捨てます。
この場面は、無惨が部下との信頼関係ではなく、恐怖と支配によって組織を維持していたことを象徴するシーンでもあります。
同時に、鳴女の死によって無限城の支配権は愈史郎へ移り、鬼殺隊が反撃へ転じる大きなきっかけとなりました。
最後はどうなった?
鳴女は、愈史郎に無限城の支配権を奪われたことが原因で、鬼舞辻無惨の手によって命を絶たれます。
鬼殺隊に討伐されたわけではなく、自らが忠誠を誓っていた無惨に切り捨てられるという、皮肉な最期を迎えました。
鳴女の死後は、愈史郎が無限城を完全に制御することに成功します。そして、無限城そのものを崩壊させたことで、鬼殺隊と無惨は地上へ放り出されました。
地上へ引きずり出された無惨は、太陽の光から逃げ続けなければならなくなり、鬼殺隊は夜明けまで時間を稼ぐ総力戦へと突入します。
閉ざされた無限城という有利な戦場を失ったことは、無惨にとって大きな痛手となりました。
鳴女自身は戦闘シーンこそ少ないものの、無限城を支配する血鬼術によって最終決戦を大きく動かした重要人物です。
そして、その死と無限城の崩壊は鬼殺隊が勝利へ近づく大きな転機となり、最終的な無惨討伐へとつながっていきました。

無限城を自由に操る血鬼術は、鬼の中でもトップクラスの厄介さ
鳴女の能力とは?血鬼術「無限城」を解説
鳴女の最大の特徴は、琵琶を奏でることで無限城そのものを自在に操る血鬼術です。
刀で直接戦うタイプの鬼ではありませんが、戦場全体を支配できるほど強力な能力を持ち、鬼舞辻無惨からも絶大な信頼を寄せられていました。
ここでは、鳴女の血鬼術「無限城」の仕組みや強さ、鬼殺隊を追い詰めた能力の特徴、そして「なぜ上弦の肆に任命されたのか」がわかる理由について詳しく解説します。
琵琶で無限城を自在に操る
鳴女の血鬼術の最大の特徴は、琵琶を奏でることで「無限城」と呼ばれる異空間全体を自在に操れることです。
無限城は無惨の本拠地であり、内部は上下左右の感覚が失われるほど複雑に入り組んだ巨大な空間となっています。
鳴女は琵琶を「べべん」と一掻きするだけで、壁や床、畳、階段、部屋そのものを瞬時に動かし、城内の構造を自由に組み替えることができます。
一本道だった場所を行き止まりに変えたり、離れた部屋同士をつないだりと、無限城そのものを巨大な迷宮へと変化させることが可能です。
この能力によって、侵入者は現在地を把握できなくなり、目的地へたどり着くことさえ困難になります。
鬼殺隊も無限城へ引きずり込まれた際、それぞれ別々の場所へ分断され、上弦の鬼たちと一対一に近い状況で戦わざるを得なくなりました。
また、無限城は無惨にとって安全な隠れ家として機能しており、その防衛の要となっていたのが鳴女です。
自ら前線で戦わなくても、無限城全体を支配できる能力だけで戦局を大きく左右できるため、無惨が鳴女を高く評価し、上弦の肆へ昇格させた理由の一つとなっています。
空間を移動させる能力
鳴女は、無限城を操るだけでなく、自分や他者を任意の場所へ瞬時に移動させる「空間転移」の能力も持っています。
琵琶を奏でるだけで対象を自由に転送できるため、鬼殺隊は鳴女の能力によって思うように連携を取ることができませんでした。
無限城の内部では、鬼や鬼殺隊を別々の部屋へ移動させたり、戦闘中に敵味方の位置を入れ替えたりすることが可能です。
さらに、無限城の外にいる者を強制的に城内へ引きずり込んだり、逆に城内から外へ送り出したりすることもできます。
作中では、産屋敷邸で無惨との戦いが始まった直後、日本各地から集結していた鬼殺隊の柱や隊士たちを一瞬で無限城へ転送しました。
その結果、炭治郎や柱たちはそれぞれ別々の場所へ分断され、上弦の鬼との戦いを強いられることになります。
この能力は敵を直接攻撃するものではありませんが、戦場全体を支配し、相手の作戦や連携を崩すことができます。
鬼殺隊を思い通りに翻弄できることから、無惨にとって鳴女は前線で戦う上弦の鬼にも劣らないほど重要な存在でした。
索敵能力
鳴女は上弦の肆へ昇格した際に、無惨から新たな能力を与えられます。
それは、瞳に「肆」の文字が刻まれた多数の眼球を生み出し、離れた場所の様子を探れる索敵能力です。
鳴女は髪の隙間などから眼球を無数に放ち、それぞれの眼球が見た景色を通して、離れた場所の状況を広範囲に把握していました。
不死川実弥が握り潰したのが、鳴女の放った眼球です。
本人が無限城から動く必要はなく、安全な場所にいながら日本各地を監視できるため、鬼殺隊の動向を探るうえで非常に優れた能力でした。
この能力によって、日本各地に散らばっていた鬼殺隊士たちの居場所を調査したほか、無惨が最も探し求めていた「太陽を克服した禰豆子」の行方も追跡。
そして、放った眼球が産屋敷邸を発見したことで、無惨は鬼殺隊当主・産屋敷耀哉のもとへ向かい、最終決戦の幕開けとなる襲撃へとつながります。
このように、鳴女の眼球は単なる監視役ではなく、鬼側の情報収集を担う重要な役割を果たしていました。
無限城を操る能力に加え、高い索敵能力まで備えたことで、鳴女は鬼の陣営に欠かせない存在となっていたのです。
戦闘能力は高い?
鳴女は、猗窩座や黒死牟のように自ら接近戦を仕掛けるタイプではありません。
作中でも、肉体を使って殴り合ったり、武器で直接攻撃したりする場面はないため、純粋な腕力や格闘能力がどの程度だったのかは不明です。
鳴女の強さは直接的な攻撃力ではなく、無限城を利用した空間支配と高い索敵能力にあります。
上弦の肆へ昇格した後の鳴女は、複数の眼球を分身のように操り、広い範囲を監視できる能力を発揮しました。
無惨の命令を受けて鬼殺隊の拠点を探し続け、最終的には産屋敷邸の場所を特定しています。
また、敵が近づいても城内の床や壁、部屋の位置を瞬時に変えられるため、攻撃を避けながら相手を遠くへ飛ばすことも可能です。
仮に鳴女へ接近できたとしても、空間そのものを動かされてしまえば、攻撃を当てることは簡単ではありません。
鳴女の直接的な戦闘力は高くなかったと考えられますが、敵の位置を把握し、味方を有利な場所へ送り、鬼殺隊を分断できる支援能力は極めて強力です。
戦場全体を支配できる厄介さを考えると、上弦の肆にふさわしい強さを持っていたと評価できます。

柱2人でも近づけない…。鳴女の血鬼術が強すぎ!
鳴女の過去|人間だった頃はどんな人物?
鳴女は無限城を操る鬼として登場しますが、人間だった頃は現在の姿からは想像できない過去を持っていました。
公式ファンブックでは、鬼になる前は琵琶を演奏して生計を立てていた女性であり、ある出来事をきっかけに人生が大きく変わったことが明かされています。
ここでは、鳴女が人間だった頃の職業や鬼になった経緯、そして鬼舞辻無惨と出会うまでの過去について、公式設定をもとにわかりやすく解説します。
貧しい琵琶奏者だった
『公式ファンブック鬼殺隊最終見聞録・弐』で彼女の過去が判明しました。
人間だった頃は、琵琶を演奏して生計を立てる琵琶奏者として暮らしていた鳴女。
しかし、その生活は決して裕福ではなく、日々の暮らしにも困るほどでした。
仕事は思うように入らず、身なりも質素で、わずかな演奏料を頼りに何とか生活を続けていました。
さらに、一緒に暮らしていた夫は働こうとせず、鳴女が苦労して稼いだお金を博打(ばくち)に使い込んでしまう人物だったとされています。
そのため、鳴女は生活の苦しさだけでなく、家庭でも大きな悩みを抱えていました。
自分が必死に働いて得た収入が無駄になってしまう状況が続き、精神的にも追い詰められていたと考えられます。
こうした貧困や家庭環境の悪さは、後に鳴女が鬼となるきっかけにもつながる重要な背景です。
普段は感情を表に出さない鳴女ですが、人間だった頃は過酷な現実の中で懸命に生きていた女性だったことがうかがえます。
夫を殺害した過去
鳴女の人生が大きく変わるきっかけとなったのは、夫との出来事でした。
人間だった頃の鳴女は、演奏用として大切にしていた着物を夫に勝手に売り払われてしまいます。
生活を支えるための大切な持ち物まで失ったことに激怒した鳴女は、槌(つち)で夫を殴り、その場で殺害してしまいました。
この夫の殺害が、鳴女にとって初めて人の命を奪った出来事です。
その直後、演奏の仕事へ向かった鳴女は、極度の緊張状態にあったためか手が震え、その震えからそれまでにないほど見事な演奏を披露します。
観客から高く評価され、普段以上の報酬を受け取ったことで、「人を殺した後のほうが良い演奏ができる」という歪んだ考えを抱くようになりました。
それ以降の鳴女は、大切な演奏の前になると人を殺めるという異常な行動を繰り返すようになります。
ある日、獲物を探していた鳴女は、たまたま目についた無惨に襲いかかるものの、逆に返り討ちにされます。
この行動を無惨が気に入ったことで鬼となり、鳴女の運命はさらに大きく動き始めます。
貧困や家庭環境の悪さがきっかけではあったものの、人を殺すことと演奏を結び付けるようになった鳴女は、次第に常人とは異なる価値観を持つようになっていきました。
この狂気ともいえる変化が、鬼となる素質を無惨に見出される要因の一つとなったのです。
無惨に鬼へと変えられる
夫を殺害した鳴女は、その後も演奏の前に人を殺めるという異常な行動を繰り返すようになります。そして、次の獲物として偶然出会ったのが無惨でした。
もちろん鳴女は相手が鬼の始祖であることを知りません。
これまでと同じように殺害しようと襲いかかりますが、相手は人間ではなく、すべての鬼を生み出した絶対的な存在です。
鳴女はまったく歯が立たず、返り討ちにされてしまいます。
しかし無惨は、その場で鳴女を殺そうとはしませんでした。
自分に恐れることなく襲いかかってきた大胆さに加え、人を殺すことへためらいを失った異質な精神性や素質に興味を抱いたのです。
そして無惨は、自身の血を鳴女へ与え、鬼へと変貌させました。
こうして鳴女は人間としての人生を終え、鬼として新たな力を手に入れます。
鬼となった鳴女は、やがて琵琶を使った特殊な血鬼術「無限城」を発現させます。
この能力は無惨の本拠地を支える重要な力となり、鳴女は長年にわたって無限城の管理を任される存在となりました。
そして最終的には、半天狗の死後に上弦の肆へ昇格し、鬼殺隊との最終決戦で重要な役割を果たすことになります。
▼『鬼殺隊最終見聞録・弐』で鳴女のことを知る▼
鳴女はなぜ上弦の肆になった?
鳴女は当初、鬼舞辻無惨の本拠地である無限城を管理する役割を担う鬼でした。
しかし、刀鍛冶の里編で上弦の肆・半天狗が倒された後、その後任として十二鬼月・上弦の肆へ昇格します。
では、なぜ前線で戦う描写が少ない鳴女が上弦の鬼に選ばれたのでしょうか。
ここでは、半天狗の後任となった理由や、無惨から高く評価されていた理由、そして無限城を操る能力がどれほど重要だったのかをわかりやすく解説します。
半天狗の死亡後に昇格
鳴女が上弦の肆へ昇格した最大の理由は、それまで上弦の肆を務めていた半天狗が、刀鍛冶の里編で炭治郎たちによって討伐されたためです。
十二鬼月の上弦は長年メンバーが変わらないほど強力な鬼たちでしたが、半天狗の死によって初めて上弦の肆の座が空席となりました。
そこで無惨が後任として選んだのが、無限城を管理していた鳴女です。
それまでの鳴女は、上弦や下弦といった数字を持たない鬼でした。
しかし、無惨の側近として無限城の管理を任されるなど、以前から重要な役割を担っており、単なる下級の鬼ではなかった鳴女。
半天狗の死後、鳴女は正式に「上弦の肆」の座を引き継ぎます。
これは戦闘能力だけでなく、鬼の組織全体への貢献度や役割の重要性も評価された結果だと考えられます。
無限城を支配できる重要性
鳴女が上弦の肆に選ばれた最大の理由は、無限城を自在に操る唯一無二の血鬼術を持っていたことです。
無限城は無惨の本拠地であり、鬼たちにとっては絶対に居場所を知られてはならない隠れ家でもあります。
鳴女が琵琶を奏でることで初めて城内の構造を変えたり、鬼や敵を自由に移動させたりできるため、この能力は鬼の組織に欠かせないものでした。
さらに、無惨から索敵能力を与えられた鳴女は、眼球を分身のように操って広範囲を監視できるようになります。
その結果、鬼殺隊の動向や産屋敷邸の場所を突き止めるなど、戦略面でも大きな役割を果たしました。
最終決戦では鬼殺隊全員を無限城へ引きずり込み、柱たちを別々の場所へ分断するなど、戦局を左右する働きを見せています。
こうした能力は他の鬼には代えが利かず、鳴女は鬼の陣営を支える「戦略上の要」として高く評価されていました。
無惨から信頼されていた理由
鳴女が鬼舞辻無惨から厚い信頼を得ていた理由は、強さだけでなく、その忠実さと有能さにありました。
無惨は、自分に逆らったり、不満を抱いたりする鬼を決して許さない性格です。
少しでも反抗心を見せた鬼は容赦なく殺害するほど冷酷でした。
鳴女は常に寡黙で感情を表に出さず、無惨の命令に一切逆らうことなく任務を遂行しています。
無限城の管理や鬼・敵の転送、索敵といった重要な仕事を正確にこなし、無惨にとって非常に扱いやすい部下だったのです。
公式ファンブックでも、無惨は鳴女を「便利なのでお気に入りだった」という趣旨のコメントを残しています。
鳴女は無惨の計画を支える存在として絶大な信頼を寄せられており、そのことが上弦の肆への昇格にもつながったと考えられます。

なぜ鳴女は上弦の肆になれたのか?能力を知ると納得!
最終決戦で鳴女と戦った柱は?
無限城での最終決戦では、鳴女と戦ったのは恋柱・甘露寺蜜璃と蛇柱・伊黒小芭内の二人でした。
どちらも鬼殺隊最高戦力である柱ですが、鳴女の血鬼術の前に思うように戦うことができない二人。
鳴女は琵琶を奏でるたびに無限城の構造を自在に変化させ、甘露寺と伊黒を翻弄します。
甘露寺が素早い動きで間合いを詰めても、足元の床や畳を突然消して落下させたり、壁や部屋の位置を変えて進路を塞いだりすることで、接近そのものを許しませんでした。
さらに、二人が攻撃を仕掛けようとすると城内の構造を一瞬で組み替え、距離を引き離したり別の場所へ移動させたりするため、刀が鳴女へ届く場面はほとんどありません。
鳴女自身は正面から戦うことはなくても、無限城そのものを武器として利用することで、二人の柱を完全に封じ込めていたのです。
このように、甘露寺と伊黒ほどの実力者であっても鳴女へ有効打を与えることはできず、時間と体力だけが消耗していく膠着状態が続きました。
直接的な攻撃力こそ高くありませんが、空間を支配する血鬼術だけで柱二人を足止めできる点は、鳴女が上弦の肆にふさわしい強さを持っていたことを示す場面となっています。

鳴女の正体は元・琵琶法師。鬼になる前の過去が切ない…
鳴女の名言
鳴女は作中で多くを語るキャラクターではなく、セリフの数も決して多くありません。
しかし、その一言一言には鬼舞辻無惨への忠誠心や、冷静で感情を表に出さない性格が表れています。
特に無限城編では、無惨の命令に従いながら鬼殺隊を翻弄する姿が印象的でした。
ここでは、鳴女が作中で残した印象的な名言やセリフを取り上げ、その場面や意味、キャラクター性についてわかりやすく解説します。
- 上弦の壱様は最初に御呼びしました ずっとそこにいらっしゃいますよ
- これで六割程の鬼狩り共の居所を把握 しかしまだ太陽を克服した娘は見つかりません
- 早く帰ってくんないかな
- お断りします

鳴女の最期は無惨の身勝手さが分かる
鳴女に関するよくある疑問
鳴女は無限城を操る特殊な能力を持つ鬼である一方、登場シーンやセリフが少ないことから、「どれくらい強いの?」「目がたくさんある理由は?」など、多くの疑問を持つ読者も少なくありません。
ここでは、鳴女に関するよくある疑問を取り上げ、原作や公式設定をもとにわかりやすく解説します。
鳴女はなぜ目がたくさんあるの?
鳴女の最大の特徴である「無数の目」は、彼女自身の「眼球」を体から切り離して生み出した分身です。
本来、鳴女の顔には前髪に隠された大きな単眼(一つの目)が一つあるだけです。
しかし、上弦の肆に昇格した際、無惨から血を分け与えられたことで能力が向上し、自身の眼球を無数に分裂させて外へ放つことができるようになりました。
このたくさんの目は、日本中に散らばる鬼殺隊士や禰豆子の居場所を探し出すための、偵察・索敵用のレーダーとして機能しています。
鳴女はしゃべれる?
鳴女は言葉をしゃべることができます。
作中では極端に口数が少なく、基本的には琵琶の音(べべん)だけで意思表示をしたり、空間を操作したりしています。
しかし、完全に喋れないわけではありません。
上弦の鬼たちが無限城に集められた際、上弦の参・猗窩座(あかざ)からの問いかけに対して「まだ(上弦の壱・弐が)見えておられませぬ」と、静かに、かつ淡々と言葉を返しています。
鳴女に関する様々な説
鳴女は作中で過去がほとんど描かれていないことから、ファンの間ではさまざまな考察が生まれています。
代表的なものとしては、「悲鳴嶼行冥が救った少女・沙代(さよ)説」「善逸の母親説」「産屋敷家の関係者・子孫説」などが挙げられます。
ただし、沙代説については、公式ファンブックのおまけページで「現在も人間として暮らしており、悲鳴嶼に謝りたいと思っている」と示唆されています。
そのため、鳴女本人である可能性は低いでしょう。
また、善逸の母親説は、髪型や音に関係する才能などの共通点から生まれた考察です。
しかし、作中では二人の関係を裏付ける描写はなく、さらに善逸の兄弟子である獪岳も鬼になりました。
それを考えると「母親まで鬼だった」とするには根拠が乏しいという意見も少なくありません。
一方、産屋敷家との関係を指摘する説では、髪型や目元の雰囲気が似ていることに加え、一族にかけられた呪いから逃れるため鬼になったのではないか、という考察も。
しかし、これについても公式設定ではなく、あくまでもファンの推測の域を出ていません。
鳴女は無限城を支配する重要な役割こそ担っていましたが、過去や人物像が深く掘り下げられることなく退場しました。
そういった理由から、物語全体の核心に関わる伏線を持つキャラクターではなかったと考えられます。
声優は?
鳴女を演じているのは、井上麻里奈(いのうえまりな)さんです。
井上麻里奈さんは、透明感のある中高音と凛とした芯の強さを感じさせる演技が高く評価されている声優。
少年役からヒロイン、クールな女性、気の強いキャラクターまで幅広く演じ分けられる表現力が魅力で、長年にわたり第一線で活躍しています。
【プロフィール】
名前:井上麻里奈(いのうえまりな)
生年月日:1985年1月20日
出身地:東京都
血液型:AB型
事務所:青二プロダクション
【出演作】
- さよなら絶望先生(木津千里)
- イタズラなKiss(品川真理奈)
- 図書館戦争(笠原郁)
- うみねこのなく頃に(右代宮朱志香)
- 裏切りは僕の名前を知っている(叢雨十瑚)
- 進撃の巨人(アルミン・アルレルト/ ナレーション)
- 魔法科高校の劣等生(渡辺摩利)
- 終物語 / 続・終物語(老倉育)
- 僕のヒーローアカデミア(八百万百、八木俊典 / オールマイト〈幼少期〉)
- ゆるキャン△(各務原桜)
- 呪術廻戦(禪院真依)
- オーイ!とんぼ(栗須エマ)
- BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-(ユーゴー)
- ハイスクール!奇面組 (2026)(固岩鉄子)
- 巨蟲列島(榎稲穂) ほか

愈史郎との頭脳戦が、無限城編最大の見どころの一つ
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まとめ
鳴女は、無限城を自在に操る血鬼術によって鬼殺隊を最後まで苦しめた重要な鬼です。
戦闘能力よりも戦場そのものを支配する能力に優れており、無惨から上弦の肆へ任命されるほど高く評価されていました。
最終決戦では、甘露寺蜜璃と伊黒小芭内を翻弄し続けますが、愈史郎に視覚を奪われて血鬼術の支配権を乗っ取られたことで形勢が逆転します。
そして、自身が支配されることを危険視した無惨によって脳を破壊され、命を落としました。
鳴女の能力や過去を知ることで、無限城編がさらに面白く感じられるはずです。
ぜひ原作漫画やアニメで、無限城を支配した鬼の圧倒的な能力と最終決戦での活躍を改めてチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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